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 第1回「おっちゃん!これなに?」

まずは最初なので、クワガタとカブトムシの違いから話してみましょうか。

8月に展示即売会をしましたが、そのときに小学校低学年の男の子を連れたお父さんが、コーサスオオカブトを指差し、子供に「ほら見てみ。大きなクワガタだぞ。昔は裏の林でいっぱい捕れたんだぞ。」と言っていました・・・。そりゃ確かに上から見たらクワガタに見えなくもないが・・・捕れないって!ジャワ島から来たんだから(笑)。と、最近では外国産のツノがたくさんあるカブトムシも輸入されていますので、間違う方も多いです。

学術的、生態学的違いは私もわかりません(汗)が、クワガタのツノみたいに見えるモノは顎(あご)なので動きます。カブトムシは外骨格が変形して出来たツノなので固定されています(頭部ごと動かしているのです)。それにクワガタのアゴは、太さや長さ 形状に違いはありますが 2本しかありません。

それから寿命ですね。オオクワガタ種やコクワガタ、ヒラタクワガタ等は、飼育環境さえ良ければ成虫で2〜3年は生きます。野外採集などで捕ってきたノコギリクワガタやミヤマクワガタなどはその年に死んでしまいますが、これはその種類の寿命なので仕方ありません。カブトムシは国産の成虫なら1〜2ヶ月、外国産成虫でも2〜8ヶ月ぐらいしか生きられません(外国産カブトムシで輸入したものなんかは採集されるまでにどのくらい生きて来たのかわからないからもっと短い飼育期間になる場合があります)。

自分の飼育している昆虫や飼育したいと思っている昆虫は、あらかじめ辞典図鑑や専門書(最近では普通の書店でも犬や猫の専門雑誌と同じように昆虫専門雑誌が置いております)等で寿命などを調べたりすると良いと思います。

あとよく間違われているのが成虫になってからの成長です。クワガタもカブトムシも成虫になってからは大きくなることはありません!ゴ○ブリとは全然種類が違います!(似ているなんて言わないで)
クワガタやカブトムシは「完全変態」する昆虫で、卵→幼虫→蛹(サナギ)→成虫と4段階に形態が変わります。そのほかにはチョウやハチ、ハエなどもこの仲間です。ゴ○ブリなどはサナギ状態のない「不完全変態」で、卵から生まれた後は親と似た形(幼生)が脱皮を繰り返し成虫になります。そのほかにはバッタやトンボもこの仲間なんです。ですから大きいクワガタやカブトムシをつくりたいときは卵からサナギになるまでの幼虫時期にどれだけ大きくするかにかかっているのです。

では次回は具体的な飼育方法をお話しすることにします。お楽しみに。

※変態 : 幼生から成体にまったく違う形に変化すること

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