トップ > 師匠の部屋 #24
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 効果抜群! ミニずぼらセット割り出しのご紹介

ずぼらセットについては#15でもご紹介しましたが、最近販売していないにも関わらず頼まれることが増えました。 これもこれからご覧頂くような抜群の産卵効果があるからで、今回は一般的には採卵が難しいと言われている「超阿古谷系統」の2系統で採卵しましたのでその模様をお伝えします。

 上の4枚の画像から説明をしていきます。 今回採卵に使用したのはコバエシャッターの小ケースにエノキカワラ材とブナの微粒子ブロックを崩して作ったずぼらセットです。 どちらのセットにも44、5mmのメスを交配して投入しました。 投入後45日経っての割り出しとなりました。 すでに生まれた幼虫がケースの底辺、側面に見えておりますが、およそ目に見える数の5〜6倍の幼虫が平均で取れるようです。


 上の4枚の画像はエノキ材に産卵したものやそこから誕生した幼虫を撮影しました。 菌床の菌のパワーがある時にはメスはまず材の方に産卵をします。 それから菌の弱ってきたところに産卵していきます。 ケース全体が産床となるわけでこの方法を取る場合カワラ材の効果とヒラタケ菌の相乗効果でメスが産卵衝動を起こし、産卵を始めます。 上でご覧頂けるようにところ狭しと産卵します。


 こちらの画像も上と同じ場面を撮影しております。 2組の産卵セットいずれもこのような形で産卵しており、片方のセットからは卵と幼虫を合わせて31、もう1セットからは15匹の幼虫が出てきました。 コバエシャッターの小サイズでこの結果ですのでスペースと採卵効果を考えるとこの方法が最も優れているのではないかと思います。 ただし、この方法は幼虫がたくさん生まれたら困る人には絶対にお勧めできません。 また、中に入れる材は#15でも説明したように乾燥してあるエノキもしくはケヤキなどのカワラ材を入れるところがポイントです。 一般的なクヌギ材などではここまでの効果はありません。 また、ご自身でお作りになる場合には材には絶対に加水をしないようにしてください。


 幼虫はすぐにKBMボトルに投入しました。 そして卵などの取り残しが必ずあるため崩したセットもケースに入れなおして2ヶ月は様子を見てください。 場所もそれほど取りませんし、重ねられますので保存に邪魔にはならないはずです。 採卵でお困りの方にはこの方法をお勧めします。 近いうちに目玉商品で販売しますのでその時にご注文下さい。 (この方法はブリードルームの気温が20度くらいでも採卵が可能です。 理由は菌床の中の温度が高いからです。常温でブリードされても10月下旬あたりまでは採卵可能です。お困りの方はぜひお試し下さい。)