今回は最近店主がお気に入りの“ズボラセット”を紹介します。
上の画像をご覧頂きたいのですが、まずホダ木サイズより二周りくらい大きなカシもしくは、エノキのカワラ材とコバエシャッターの中ケースを用意します。 カワラ材はカラカラに乾燥させて皮をむいておきます。そのカワラ材をコバエシャッターの中に1本入れて、ブロックを崩し上部を少し出すくらいに埋め込んでしまいます。 セットを作って5日間くらいで菌が回り真っ白になります。 その状態で半月ほど寝かせます。 その後、交配済みのメスを入れてゼリーも高蛋白なものを3つくらい入れてセットします。
一番下の段の3つの画像が2ヵ月後の様子ですが、このサイズでも20匹以上の幼虫が生まれております。 早いものでは2令になっているものもあります。 ほったらかしにしておいても幼虫は材の中へと食い進んでいきますので、4ヶ月くらいはほったらかしにしても大丈夫です。 ただ、メスをそのままにしておくと2令以降の幼虫を食べることがありますので、初令幼虫が確認できたらエサを食べに出てきている時を見計らって取り除いて下さい。
4ヶ月経つと菌床は劣化してきますが、余分な水分をカワラ材が吸収しますのでべたつくことはありません。 スペースと時間のない方にはうってつけのセットと言えるでしょう。
ご希望の方にはお作りしますのでご連絡下さい。 |